「シンプソンズ」の中で、最も息の長い、そして最も危険なライバル関係といえば、サイドショー・ボブ(Sideshow Bob)とバート・シンプソンです。

教養溢れるエリートでありながら、一人の小学生に計画を阻まれ続け、復讐に人生を捧げる男サイドショー・ボブ。

今回は、サイドショー・ボブとバートの間の長い歴史を紹介します。
サイドショー・ボブとは?クラスティーの「元相棒」
本名、ロバート・アンダーダンク・ターウィリガー。彼はもともと、ピエロのクラスティーの番組で「やられ役」を務めていた相棒でした。
エリートな素顔: 名門イェール大学出身。芸術や古典文学を愛し、オペラを完璧に歌い上げるほどの高い知性と教養を持っています。
トレードマーク: 巨大な赤い「ヤシの木」のような髪型と、ピエロ靴を履かなくても埋まるほどの巨大な足。
声の主: 名優ケルシー・グラマーが担当。彼の重厚で品のある声が、ボブのキャラクターをより一層不気味で魅力的なものにしています。
サイドショー・ボブとの因縁の始まりは?
二人の因縁は、シーズン1・第12話から始まりました。
クラスティーによる強盗事件が発生し、クラスティーは逮捕されます。
しかし、バートは憧れのヒーローの無実を信じて独自に調査を開始。
その結果、「クラスティーをハメた真犯人は、常に虐げられていた相棒のサイドショー・ボブだった」という事実を暴きます。
この事件で逮捕・投獄されたボブは、自分の輝かしいキャリアを台無しにしたバートに対し、激しい憎悪を抱くようになりました。
サイドショー・ボブ「ケープ・フィアー」パロディの回
ボブが登場する回の中でも、最高傑作と名高いシーズン5・第2話「恐怖の岬(Cape Feare)」です。
映画『ケープ・フィアー』のパロディであるこの回には、ボブを象徴する要素が詰まっています。
「Die Bart Die(バートよ、死ね)」のタトゥー
ボブの胸に刻まれたこの文字。法廷で追及されると、ボブは「これはドイツ語で『ザ・バート、ザ(定冠詞のDie)』という意味だ」と平然と言い逃れ、陪審員を納得させてしまいました。
伝説の「熊手(レイキ)」シーン
命を狙われるバートたちが逃げ込んだ先で、ボブは地面に落ちている熊手を次々と踏みつけ、その柄が顔に直撃するというシーンが何度も(本当に何度も!)繰り返されます。
このシュールな笑いは、シンプソンズ史上最も有名なギャグの一つです。
サイドショー・ボブとバート 変わりゆく二人の関係性
シリーズが進むにつれ、二人の関係は単純な「殺人鬼と標的」から、少し複雑なものへと変化していきました。
一時的な協力: 共通の敵が現れた際や、街の危機を救うためにバートとボブが協力するエピソードも存在します。
ボブの葛藤: 復讐こそが生きがいになってしまったボブは、いざバートを殺せるチャンスが訪れても「バートがいない世界では自分の存在価値がないのではないか」というジレンマに陥ることがあります。
ある種の「バットマンとジョーカー」のような、お互いがいなければ成立しない表裏一体の関係。それがバートとボブの面白いところです。
まとめ:バートがいる限り、サイドショー・ボブは戻ってくる?
サイドショー・ボブは、何度刑務所に入れられても、あるいは死にかけたとしても、必ずバートの前に再び姿を現します。
- 因縁: 自分の犯罪を暴いた子供への執念深い復讐心。
- 魅力: 悪役ながら、その圧倒的な教養と不運なドタバタ劇のギャップ。
- 結論: 彼はシンプソンズという物語における「最高のスパイス」である。
知的なセリフ回しと、信じられないほどマヌケな失敗。

ボブが登場する回にハズレなし、と言われる理由がそこにありますね。
サイドショー・ボブに関するFAQ
Q: サイドショーボブは結婚していますか?
A: 前述の通り、マージの姉セルマと結婚したことがありますが、これも彼女の遺産を狙った暗殺計画の一部でした(バートに暴かれ失敗)。その後、別の国で家庭を持った時期もありましたが、結局は復讐の道に戻っています。
Q: 彼は実際にバートを殺したことはありますか?
A: ハロウィーン・スペシャル(パラレルワールド)の回では、ついにバートを殺害することに成功しましたが、その後あまりの虚無感に耐えられず、蘇生装置でバートを生き返らせ、何度も殺しては生き返らせるという狂気のループを繰り返しました。

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