「シンプソンズ」に登場するペットといえば、ホーマーたちの愛犬であるサンタズ・リトル・ヘルパー(Santa’s Little Helper)が有名ですが、実は複数匹の猫も存在していました。

しかし、その猫たちは、アニメ史上でも特に数奇で、しばしば悲劇的な運命を辿っています。
この記事では、シンプソン一家が飼ってきた歴代の猫たちの名前、それぞれのエピソードでの役割やシーンを紹介します。

ちなみに、私も猫を飼っています。
シンプソン一家の初代猫「スノーボール」とその他の猫たち
シンプソン一家が最初に飼った猫から、現在の猫に至るまで、その名前にはあるパターンが存在します。
初代:スノーボール(Snowball I)
シンプソン一家の最初の猫は、スノーボール(Snowball I)です。
名前の由来: 白い毛並みだったため。
運命: シリーズ開始前の出来事として語られています。リサが歌う回想シーンの歌によれば、スノーボールIは、トラックに轢かれて死んでしまいました。
スノーボールIは本編に登場することはありませんが、リサの心の中で生き続ける存在として、時々言及されます。
二代目:スノーボールII(Snowball II)
初代を失ったシンプソン一家が次に迎え入れた猫が、スノーボールII(Snowball II)です。
名前の由来: 悲劇的な死を乗り越えるために、初代と同じ名前がつけられました。
特徴: 意外にも、この猫は黒い毛並みをしています(なぜ白い猫と同じ名前なのかは、シンプソンズらしい皮肉)。
運命: 長い間、シンプソン一家のペットとしてレギュラー登場していました。しかし、シーズン15のエピソード9「私立探偵リサ(I, (Annoyed Grunt) -Bot)」の中で、ガレージから飛び出してきたドクター・ヒバートのクルマに轢かれて、悲劇的な死を遂げます。
スノーボールIIは、リサの良き理解者であり、番組の長きにわたり愛されたキャラクターでした。
三代目以降の猫の運命:短命な猫たちの連続
スノーボールIIが悲劇的な死を遂げた後、リサの悲しみを癒すために、シンプソン一家は次々と新しい猫を飼い始めますが、その運命はさらに壮絶です。
【三代目:スノーボールIII(Snowball III)】
スノーボールIIの死後、すぐに引き取られたスノーボールIII(Snowball III)は、わずか数秒で命を落とします。
運命: スノーボールIIが死んだ数分後、リサの家の水槽に飛び込み、金魚鉢から飛び出た魚に驚いて溺死するという、非常にコミカルでありながらも残酷な死を遂げました。
【四代目:スノーボールIV(Snowball IV、バーノン)】
続いてペットショップで引き取られたのが、スノーボールIV(Snowball IV)です。
名前の由来: 引き取った際に、動物病院で「バーノン(Vernon)」という名前がついていましたが、やはりシンプソン家ではスノーボールIVとつけられました。
運命: この猫は生死は不明。リサが家に連れて帰った数分後、ドアを開けた瞬間に家を飛び出し、そのまま逃亡。再び家族の元へ戻ることはありませんでした。
【五代目にして現在の猫:スノーボールV(Snowball V)】
悲劇続きの中、リサはペットショップから五代目となる猫を連れて帰ろうとしますが、途中で猫を失くしてしまいます。
運命: しかし、その猫にそっくりな黒猫が、たまたまシンプソン家に入ってきます。その猫は「スノーボールⅡ」の死因となったドクター・ヒバートのクルマに轢かれそうになりながらも奇跡的に生還し、シンプソン家の敷地内にたどり着きます。
リサの決断: リサはあまりにも悲劇が続いたため、この猫をスノーボールII(Snowball II)と呼ぶことに決め、以後、この猫が正式にスノーボールIIとしてレギュラー出演を続けています。
なぜ猫たちは「スノーボール」を名乗り続けるのか?
シンプソン一家の猫が次々と悲惨な死を遂げるエピソードは、単なるギャグとしてだけでなく、シンプソンズという作品の構造を理解する上で重要です。
「死と再生」のコミカルな皮肉
猫が次々と死んでいく一連のエピソードは、長寿アニメの「死なない(しかし、常に時代に合わせて更新される)」という構造を、過剰なまでにコミカルに表現しています。
キャラクターの交代劇をこれほど露骨に、そしてブラックユーモアたっぷりに描くことで、アニメというフィクションの世界における「命の軽さ」と「設定の都合」を皮肉っているのです。
最終的に五代目の猫が二代目の名前を継承することで、作品は「何事もなかったかのように」元の設定に戻ります。
これは、前述の「フローティング・タイムライン」と同様に、作品の根本的な設定を維持するための、メタフィクション的なジョークなんですね。
まとめ:猫たちの名前は「スノーボール」
シンプソン一家の愛猫の名前は、歴代を通じて「スノーボール」で統一されています。
初代から四代目までは次々と悲劇的な死を遂げましたが、五代目の猫が「スノーボールII」の名前を継承し、現在に至るまでリサのペットとして登場し続けています。
彼らの壮絶な運命は、シンプソンズの持つブラックユーモアを象徴しています。
これらの猫たちが登場するエピソードは、全てディズニープラスで視聴可能です。ぜひ、その数奇な運命を追体験してみてください。

5代目のスノーボールは、このまま長生きして欲しいですね!
シンプソン一家のペットに関するFAQ
Q: 犬の「サンタズ・リトル・ヘルパー」は初代ですか?
A: はい、犬のサンタズ・リトル・ヘルパー(Santa’s Little Helper)は、シリーズ開始当初からシンプソン一家の犬として登場しており、一度も交代や死が描かれることなく、現在までレギュラー出演を続けています。犬は一貫して愛され、猫とは対照的な扱いを受けています。
Q: スノーボールIIは黒猫なのに、なぜ「スノーボール」なのですか?
A: 初代のスノーボールIが白い猫だったため、「雪玉」を意味するスノーボールという名前がつけられました。二代目の猫は黒いにもかかわらず同じ名前を継承したのは、初代への追悼の意味と、その名前と見た目のミスマッチによるユーモアを生むためです。


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