「ムフフフ……ドーナツ……(Mmm… donuts…)」
このブログのタイトルにもなっている「ドーナツ」。

シンプソンズを全く見たことがない人でも、「黄色いキャラクターが、ピンク色でカラフルなチョコがかかったドーナツを食べている」というビジュアルは、どこかで目にしたことがあるのではないでしょうか。
あのドーナツ、実は作中でちゃんと売られているお店が決まっています。

今回は、シンプソンズの世界を象徴する「ピンクのドーナツ」の正式名称や、名物店「Lard Lad Donuts(ラード・ラッド・ドーナツ)」の秘密、そしてホーマーの異常すぎるドーナツ愛について解説します!
シンプソンズを象徴する「ピンクのドーナツ」の正体
ホーマーがいつも職場(原子力発電所)の休憩室で食べていたり、運転しながら頬張っていたりするあのドーナツ。
アメリカの現実のドーナツチェーンで言うところの、「ストロベリー・フロスト・ドーナツ・ウィズ・スプリンクル(Strawberry Frosted Donut with Sprinkles)」がモデルだと言われています。
では、なぜ「ピンク色」なのか?
現実世界ではチョコレートやグレーズド(砂糖がけ)が定番ですが、アニメーションにおいてあの鮮やかなピンク色が選ばれたのには理由があります。
シンプソンズの生みの親であるマット・グレイニングは、「視聴者がチャンネルを回している時、一目でシンプソンズだと分かる色合い」を重要視していました。
キャラクターの肌を黄色にしたのと同じ理由で、黄色い手と口元に、蛍光色に近い「ピンク」を持たせることで、強烈な色彩のコントラストが生まれます。
シンプソンズのドーナツ店「Lard Lad Donuts」とは?
ホーマーをはじめ、スプリングフィールドの警察官(ウィガム署長など)も御用達のドーナツ屋。
それが「Lard Lad Donuts(ラード・ラッド・ドーナツ)」です。
英語で「Lard(ラード)」は豚の脂、「Lad(ラッド)」は少年を意味します。
健康志向が叫ばれる現代アメリカにおいて、あえて「うちのドーナツは脂たっぷりだよ!」と宣言しているような、いかにもシンプソンズらしいブラックジョークの効いたネーミングですね。
モデルは実在のレストラン?
店の屋根には、巨大なドーナツを誇らしげに掲げた、前髪が特徴的なぽっちゃり体型の少年「ラード・ラッド」の巨大像が立っています。
このマスコットキャラクターと店のデザインは、アメリカに実在する老舗ファミリーレストラン「Bob’s Big Boy(ボブズ・ビッグボーイ)」の巨大な少年像を完全にパロディ化したものです。
USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)や海外のパークに行くと、この「Lard Lad Donuts」の実店舗があり、実際に顔の大きさほどある巨大なピンクのドーナツを買うことができます。

シンプソンズファンなら、一生に一度は巡礼したい聖地ですね!
ドーナツ坊やが暴れ出す!?伝説のハロウィーン回
このラード・ラッドの巨大像が、スプリングフィールドをパニックに陥れた大事件があります。
| 収録 | シーズン7 第6話『恐怖のツリーハウスVI』 |
| エピソード名 | 「50フィートの目障りな怪物(Attack of the 50-Foot Eyesores)」 |
| あらすじ | ある日、ホーマーはラード・ラッドの店を訪れますが、巨大像が掲げている「巨大ドーナツ(鉄とプラスチック製)」を見て、無性にそれが欲しくなってしまいます。彼はなんと、車にチェーンを繋いで巨大像からドーナツを強奪し、自宅に持ち帰ってしまったのです。 |
ドーナツを奪われたラード・ラッド像は、嵐の夜の雷に打たれて生命を宿し、動き出します。
怒り狂った巨大坊やは、ドーナツを取り返すために街の建物を破壊しながら進撃。
さらに、街中の他の巨大広告塔(ピーナッツ男など)まで命を持って暴れ出してしまうという、特撮怪獣映画のようなパロディ回です。
暴れる巨大広告塔たちを倒す方法はたった一つ。「彼らを見ないこと(Just Don’t Look)」でした。
広告は人に見られることで存在価値(パワー)を得るため、市民全員が彼らを完全に無視した途端、力を失ってただの動かない看板に戻ってしまいます。
資本主義と広告社会を痛烈に皮肉った、見事な結末でした。
ホーマーシンプソンのドーナツへの異常な愛
最後に、ホーマーがいかにドーナツを愛しているか(あるいは依存しているか)が分かるエピソードを紹介します。
シーズン5のハロウィーン回『悪魔とホーマー・シンプソン(The Devil and Homer Simpson)』で、職場でドーナツが食べたくて発狂したホーマーは、こう叫びます。
「ドーナツのためなら、魂だって売ってやる!」
すると、ネッド・フランダースの姿をした悪魔が現れ、本当に「ドーナツ1個」と引き換えにホーマーの魂の契約を結んでしまいます。

魂を賭けてまで食べたい魅惑のスイーツ。それがシンプソンズにおけるドーナツなのです。
まとめ:結局、ドーナツは1日何個まで?
シンプソンズのドーナツを見るたび、ちょっと体には悪そうと思いますが、あのカラフルさは印象に残ります。
Lard Lad Donutsのピンク色は、ただ可愛いだけでなく、アニメーションとしての計算と、アメリカのジャンクフード文化への強烈な皮肉が込められていました。
さて、当ブログのテーマである「ドーナツは1日何個まで?」ですが・・・?
ホーマーのように魂を売ったり、巨大像から盗んだりしない限り、自分の健康(と体重)が許す範囲で美味しくいただくのが一番ですね。

さあ、今日もコーヒーと一緒に、極上のドーナツを楽しみましょう!僕も甘党!ドーナツ好きです。


コメント