アニメ史上、最も有名で、かつ最も謎に包まれた街――それが「シンプソンズ」の舞台であるスプリングフィールド。

スプリングフィールドって実在する?それとも、モデルの街がある?
今回は、シンプソンズのお馴染みの街「スプリングフィールド」について。

詳しくまとめてみたので、良かったら楽しんで読んでみてください。
スプリングフィールドのモデルはオハイオ州?
長らく公式に伏せられてきたスプリングフィールドのモデルですが、2012年、作者のマット・グレイニングがインタビューでついにその正体を明かしました。
オレゴン州スプリングフィールド
モデルとなったのは、オレゴン州のスプリングフィールドです。
選定の理由: マットはオレゴン州ポートランドの出身であり、隣町であるスプリングフィールドという名前に親しみを持っていました。
「どこにでもある」という魔法: 実は、アメリカには「スプリングフィールド」という地名が数多く存在します(30以上の州)。
マットは「誰もが『これは自分の街だ』と思えるように」と、意図的にこの一般的な名前を選んだのです。
豆知識: ポートランド(オレゴン州)には、劇中のキャラクター名の由来となった通りが実在します。「ラヴジョイ」「フリンダース」「カーニー」「ターウィリガー」などは、すべて実在の通りの名前です。
シンプソンズ劇中での徹底した「州の隠匿」
スプリングフィールドが特定の州に属しているとバレないようにするため、番組内では徹底した「メタフィクション的なジョーク」が繰り広げられてきました。
矛盾する地理: ある回では砂漠のど真ん中、ある回では海辺、またある回では広大な森の中……というように、物語の都合に合わせて地理が書き換えられます。
隠される州名: 郵便物の消印、運転免許証、地図上の表記などが、絶妙なタイミングで指や物で隠れたり、爆発音でかき消されたりするのがお約束です。
矛盾する隣接州: 劇中では、オハイオ、ネバダ、メイン、ケンタッキーなど、地理的に到底ありえない組み合わせの州に隣接していると語られたことがあります。
3. スプリングフィールドの主要スポット
スプリングフィールドを象徴する、ファンにはお馴染みの場所を整理しました。
| スポット名 | 特徴 |
| 742 エバーグリーン・テラス | シンプソン一家の自宅。お隣さんはフランダース家。 |
| スプリングフィールド原子力発電所 | ホーマーの職場であり、バーンズ社長が支配する街のエネルギー源。 |
| クイック・E・マート | アプーが経営するコンビニ。「スクイジー」が名物。 |
| モーの店 (Moe’s Tavern) | ホーマーが毎日通う酒場。ダフ・ビールが飲める。 |
| スプリングフィールド小学校 | バートとリサが通う学校。スキナー校長がいつも苦労している。 |
| クラスティー・バーガー | 街で一番人気の(そして不健康そうな)ファストフードチェーン。 |

個人的に行ってみたいのは、やっぱり「モーの店」!
スプリングフィールドの隣街「シェルビービル」
スプリングフィールドを語る上で欠かせないのが、その特異な歴史と、隣町「シェルビービル」とのライバル意識です。
創設者ジェベダイア・スプリングフィールド: 街の中央広場には、創設者ジェベダイアの銅像が立っています。
彼の格言「気高い精神は、どんなに小さな男も大きくする(A noble spirit embiggens the smallest man)」は街の誇りですが、実は彼が元海賊だったという疑惑が浮上するなど、歴史の真実が怪しい点もシンプソンズらしい皮肉です。
永遠のライバル関係: 隣町のシェルビービルとは、創設以来の宿敵同士。
かつて「いとこと結婚できるかどうか」という価値観の違いで袂を分かったという設定があり、事あるごとに小競り合いを繰り返しています。
この「隣町への理不尽な対抗心」は、アメリカの地方都市あるあるを風刺しています。
スプリングフィールは「現代アメリカの縮図」?
スプリングフィールドは、単なる舞台設定を超えて、アメリカが抱える社会問題や矛盾を象徴する「生きたキャラクター」としての側面を持っています。
極端な施設配置: 巨大な原子力発電所、広大なスプリングフィールド湖、何十年も燃え続けている「タイヤの山」、そして巨大な看板が立ち並ぶ商業地区。
これらが同じ街の中に共存しているカオスな景観は、無計画な都市開発や環境問題を風刺しています。
変化し続ける社会: 物語の必要に応じて、街は時に大都会になり、時に寂れた田舎町になります。
どんな悲劇(街が核爆発で吹き飛ぶなど)が起きても、次のエピソードでは何事もなかったかのように修復されているその姿は、ある種の「不変のアメリカ」を象徴しているとも言えるでしょう。
シンプソンズ・スプリングフィールドを体験する方法がある?
シンプソンズのスプリングフィールドは、「架空の街」でありながら、私たちは実際にその空気感を味わうことができます。
ユニバーサル・スタジオの「スプリングフィールド」
フロリダ(オーランド)やハリウッドのユニバーサル・スタジオには、街並みを完璧に再現したエリアが存在します。
クラスティー・バーガーで食事をし、モーの店で実際にダフ・ビール(エナジードリンク版やノンアルコール、実際のビールなど)を飲むことが可能です。
ピンク色のアイシングがかかった巨大な「ラード・ラッド・ドーナツ」も実在しますよ!
まとめ スプリングフィールド 742 エバーグリーン・テラス
スプリングフィールドは、「オレゴン州の街」をベースにしつつも、「アメリカのどこにでもある、あらゆる人々の故郷」を象徴する鏡としてデザインされています。
中でも、シンプソンズ一家が住む住所は「742 エバーグリーン・テラス」。
次にアニメを観る際は、背景の地理的な矛盾をあえて探してみるのも一つの楽しみ方かもしれません。

まだ訪れたことはありませんが、ユニバーサル・スタジオのスプリングフィールドエリアに、一度は行ってみたいものです。


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